超少子高齢多死社会。
がんの末期でおうちかいごをしている方も多いと思います。今日はがん患者さんの中でも末期の方の介護にフォーカスしてお話したいと思います。末期というと、抗がん剤での治療をやめ、余命は月単位となった時期です。今回は前編で1分くらいでしょうか。
がんというといろんなイメージがあり、いろんなことが連想されると思います。ネット全盛の昨今では、情報もありすぎるほど、あふれています。抗がん剤の副作用、つらい闘病生活、治らない病気、がん家系、あやしい治療などなど。がん患者の家族はその様子をみて、がんにだけはなりたくない、とおっしゃる方もいます。でも、osenbeは「がん」という病気は、悪いものとはあまり考えてもいません。医療者を志すきっかけの一つとなった本「僕はガンと共に生きるために医者になった―肺癌医師のホームページ (光文社新書) 」がありまして、その影響が大きく、今でもそれによって医療者を続けています。そしてその本には、ガンで良かった、ということが書かれています。
さて、がんのおうちかいごです。
医療的というか科学的というか、がん治療、がん看護という言葉もあるように、これまで現代医学が培ってきたがんの事実をもとに、がんの療養方法についてはある程度「セオリーのようなもの」があります。こういうときはこうしましょう、こうなっていくからこうしておきましょう、といったものです。がん治療に関わる医療者は、経験的にもそれを知っています。その「セオリーのようなもの」は、介護をしていく上でのベースとなると思います。その詳しい話は、検索すればいっぱい出てくるので、他のインターネット記事をご参照いただくか、またはそのうち改めて書きたいと思います。今回お伝えしたいことは、心がけというか、おうちかいごの肝になる部分です。
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